LPとは?中小企業が広告前に整える基本
9月 4, 2026

「広告を出すなら、LPも作った方がよいのでしょうか」。
私たちは、このような相談をよく受けます。
LPは、広告をクリックした人へサービスの価値を伝え、問い合わせや申し込みへ案内する専用ページです。
ただし、見栄えのよい1ページを作るだけでは成果につながりません。誰に、何を伝え、どの行動をしてほしいのかを先に整理する必要があります。
この記事では、LPの基本と、Google検索広告・Meta広告との組み合わせ方を中小企業向けに解説します。
LPとは、広告の続きを伝えるページ
LPは「ランディングページ」の略です。本来は訪問者が最初に到着するページ全般を指しますが、Web広告では、問い合わせや購入など一つの目的に絞ったページを意味することが一般的です。
会社のホームページには、会社案内、サービス、実績、採用情報など複数の入口があります。一方、LPは特定の商品や相談内容に絞り、読者が迷わず判断できる順番で情報を並べます。
広告で「相続した不動産の相談」を案内したのに、クリック先が会社案内のトップページでは、訪問者は必要な情報を探し直さなければなりません。
広告で約束した内容を、そのまま詳しく説明する。これがLPの基本的な役割です。

ホームページとLPは役割が違う
ホームページは、会社全体を知ってもらう場所です。複数のサービスを紹介し、会社の考え方や信頼性を伝えます。
LPは、一つの悩みや商品に集中する場所です。広告を見た人の関心に合わせて、必要な情報を順番に届けます。
そのため、どちらか一方があればよいわけではありません。
LPで興味を持った人が会社情報や実績を確認できるよう、ホームページへつなぐことも大切です。反対に、ホームページ内のサービス紹介からLPへ案内する場合もあります。
会社全体の信頼をホームページで支え、個別の提案をLPで深める。この役割分担が自然です。
広告を出す前にLPで整理したい5つの要素
1. 誰のためのサービスか
対象を広げすぎると、誰にも強く響かない内容になります。
業種、会社規模、現在の課題、相談する人の立場などを整理し、LPを読む相手を具体的にします。
2. 何を解決できるか
機能やサービス名だけでなく、相談後に何が変わるのかを示します。
「広告運用代行」だけではなく、「問い合わせにつながる導線を整えながら広告を改善する」など、得られる変化まで伝えます。
3. なぜ信頼できるか
実績、支援経験、専門分野、担当体制など、判断の根拠を載せます。
数字は大きく見せるためではなく、検討する人が安心して比較するために使います。確認できない成果や社名は載せません。
4. どのように進むか
問い合わせ後の流れ、必要な期間、打ち合わせ方法、費用の考え方を説明します。
何が起きるか分からない状態は、問い合わせをためらう理由になります。
5. 次に何をすればよいか
問い合わせ、無料相談、資料請求など、LPで求める行動はできるだけ一つに絞ります。
ボタンを増やすより、「この相談では何が分かるのか」を明確にする方が重要です。
Google検索広告では、検索した言葉との一致が重要
Google検索広告を見る人は、すでに課題を認識し、解決方法を探していることが多いです。
たとえば「横浜 不動産 売却相談」と検索した人は、不動産の売却について具体的な相談先を探している可能性があります。
この場合、LPでは対応エリア、相談できる内容、売却までの流れ、実績などを早めに提示します。検索した言葉とLPの内容がずれていると、訪問者はすぐに離れてしまいます。
広告文、検索キーワード、LPの見出しを一つの流れとして設計することが大切です。
Meta広告では、興味を深める説明が必要
Meta広告は、InstagramやFacebookを見ている人へ情報を届けます。検索広告と違い、その瞬間にサービスを探しているとは限りません。
そのためLPでは、最初に「これは自分に関係がある」と感じてもらう必要があります。
よくある悩みや放置した場合の問題を示し、なぜ今考える必要があるのかを説明します。その後にサービス内容や実績を伝えると、読み手が理解しやすくなります。
検索広告向けLPをそのままMeta広告へ使うと、説明が急すぎる場合があります。入口に合わせて、LPの冒頭や情報の順番を調整します。

LP公開後は、数字を見て改善する
LPは、公開した時点で完成ではありません。
広告のクリック数だけでなく、LPを読んだ人のうち何人が問い合わせたかを確認します。問い合わせ後に商談や契約へ進んだ割合も重要です。
アクセス解析やヒートマップを使うと、どこまで読まれたか、どのボタンが押されたかを確認できます。
問い合わせが少ない場合も、すぐにデザイン全体を変える必要はありません。見出し、実績の位置、説明の順番、フォーム項目など、仮説を立てて一つずつ改善します。
小さく始めて、合う予算を見つける
広告費は、商品単価、検索数、競合、地域によって必要額が変わります。
私たちは最低水準の目安として、1日1,000円、月3万円ほどから始め、少なくとも3か月程度は反応を見て調整する考え方をご案内することがあります。
最初から大きな予算を使うより、少額で広告とLPの反応を確認し、成果につながる条件が見えてから増額する方が安全です。
実際に、広告費月15万円から売上1,000万円以上につながった支援例もあります。ただし、同じ予算で同じ成果が出るわけではありません。商品単価、商圏、営業対応、成約までの期間などによって結果は変わります。
まとめ:LPは広告費を成果へつなげる受け皿
LPは、広告をクリックした人に詳しい情報を届け、相談や申し込みへ案内するページです。
Google検索広告では検索した言葉との一致を重視し、Meta広告では課題への気づきから説明します。入口に合わせて内容を整え、公開後の数字を見ながら改善することが大切です。
株式会社アドプランニングでは、広告運用だけでなくLPやホームページを含む導線全体を整理します。これまでの実績・事例もご覧いただけます。
何から直すべきか決まっていなくても構いません。現在の広告とホームページの状況からご相談ください。
